NNIオリジナル・アルバム『&』Track 04

Singer : F9
Music & Lyrics : クワガタP
Illustration : ちほ
Video : ke-sanβ

tail light

華やかなその場所に
自分も立ってみたくてさ
見上げては前に進んでるつもりだった
「あぁ自分にそんな才能があったなら」
傍観者になったのはいつからだっけ
下を向いて 目を閉じて
それでも止まらない涙

諦めて歩みを止めたのは
誰でもない僕なのに

絶対多数の声に消えた
形のない僕の人生は
平等に 意味もなく
昇る太陽に紛れてく
鮮やかなだけの理想論は
灰色に染まる日常に
守ってきた淡い期待を残して
時間切れで溶けてった

自分らしくなんて
都合のいい言葉
中身のない妥協だけが
そこにはあって
飽きもせずに 探しては
まだ見つからないね
「仕方がないよ」って言葉だけが
変わらずにループしてた

絶対零度に彩られた
悲しいほど確かな感触で
針は回る 日は沈む
一歩ずつ僕らは置いてく
明日になれないまま死んだ
希望なんて気休めだが
今日もまた 生きながらえてしまった
僕にゴミのように積もる

どこで間違ったのか どこで見失ったのか
何もわからぬまま また朝が来る
明かりを付けて照らしてよ
こんな世界のはしっこを
自分にできることなんて
間に合ってるとしても

「絶対多数に消えた
形もない僕の人生は」
歪んだ線で書き殴って
もう鉛筆は折れてしまった
それでもまだ描けるかな
醜い放物線をなぞり

また目を覚まして回る世界に
向かうあてなどないけれど

大多数に消えた
形もない僕の人生は
平等に 意味もなく
それでもまたずっと続いてく
曖昧な理想に縛られて
踏み出す足が震えるなら
そんなもん捨てて
歩いたって間違いじゃないよ

間違いじゃないよ